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お風呂の文化

タトゥーがあっても楽しめる、日本の有名温泉街

別府・城崎・草津・箱根など、有名温泉街ごとにタトゥー・刺青OKの温泉と見どころを紹介。タトゥーがあっても楽しめる温泉旅行の計画に役立ちます。

木造の宿が軒を連ね、提灯の灯りと湯けむりに包まれた温泉街の通り

浴衣で外湯をめぐり、湯けむりで蒸した名物を食べ歩き、夜は旅館でぐっすり眠る。温泉街の旅は格別です。ただし、タトゥーの扱いは温泉街によって大きく異なります。誰でも歓迎すると打ち出している町もあれば、貸切風呂や隠しシールが頼りになる町もあります。

ここでは旅先として人気の有名温泉街を取り上げ、それぞれの魅力と、当サイトのマップに掲載しているタトゥーがあっても入れる施設を紹介します。

主な温泉街の比較

温泉街 都道府県 特徴 タトゥーへの寛容さ 掲載数
別府 大分 日本最大の温泉地、別府八湯、砂湯 とても寛容 90
城崎 兵庫 7つの外湯、浴衣での湯めぐり とても寛容 6
草津 群馬 強酸性の湯、湯けむりの湯畑 かなり寛容 4
由布院 大分 由布岳の眺め、こだわりの宿 寛容 7
箱根 神奈川 都心から近い、エリアも泉質も多彩 寛容(宿による) 10
熱海・伊東 静岡 伊豆の海辺の温泉地 まちまち 6
指宿 鹿児島 浜辺の砂むし温泉 寛容 1
有馬 兵庫 神戸近くの金泉・銀泉 寛容との情報あり 0
道後 愛媛 日本最古級の温泉、1894年築の本館 寛容との情報あり 3
下呂 岐阜 なめらかなアルカリ性の湯 シールで隠せばOK 3

「掲載数」は、当サイトのマップに掲載している各温泉街の施設数です。シールで隠せばOKの施設や、貸切風呂のみOKの施設も含みます。

大分・別府:日本一タトゥーにやさしい温泉街

別府は源泉数・湧出量ともに日本一の温泉地です。「別府八湯」と呼ばれる8つの温泉エリアからなり、明礬の硫黄泉から鉄輪の湯けむりまで、エリアごとに湯の個性が違います。湯めぐりの合間には、青や赤の熱泉が煮えたぎる「地獄めぐり」も楽しめます。

タトゥーがある人にとって、別府は真っ先に候補に挙がる温泉街です。市の公式観光サイトが独自にタトゥーOKの温泉マップを公開しているうえ、地元の人が管理する昔ながらの共同浴場には、もともとタトゥー禁止のルールがないところも多くあります。当サイトには別府の施設が90件あり、うち57件は条件なしでタトゥーOKです。

  • 竹瓦温泉:1879年創業の風格ある木造の共同浴場。砂湯もあります。
  • ひょうたん温泉:鉄輪にある大型の日帰り温泉。滝湯や蒸し湯が楽しめます。
  • 鉄輪むし湯:薬草を敷き詰めた昔ながらの蒸し風呂です。

全施設は大分県のページでご覧いただけます。

兵庫・城崎:7つの外湯すべてが同じルール

城崎は、昔ながらの温泉街の代表格です。柳並木の川沿いを浴衣と下駄で歩き、7つの外湯をめぐります。多くの旅館では、7つすべてに入れる外湯券がもらえます。

町の公式観光サイトによると、7つの外湯はいずれも、タトゥーの大きさにかかわらず隠さずに入浴できます。外湯めぐりを心ゆくまで楽しめる、日本でも指折りの温泉街です。ただし旅館の内湯は宿ごとにルールが異なるため、予約前に確認しておきましょう。

  • 一の湯:洞窟風呂が名物です。
  • 御所の湯:7つの外湯のなかでも特に風格があります。
  • 柳湯:川沿いにたたずむ小さな外湯です。

詳しくは兵庫県のページへ。

群馬・草津:強い湯と、開かれた門戸

草津は有馬・下呂と並ぶ「日本三名泉」のひとつ。小さな切り傷にしみるほど酸性の強い湯で知られます。町の中心には、木の樋で源泉を冷ます湯畑があり、もうもうと湯けむりが立ちのぼります。近くでは、長い板で湯をかき混ぜて冷ます「湯もみ」も見学できます。

町の大型日帰り施設3つは、入浴マナーを守ればタトゥーがあっても入浴できると公表しています。

詳しくは群馬県のページへ。

大分・由布院:別府の隣の静かな温泉地

別府から車で少し内陸に入ると、双耳峰の由布岳のふもとに由布院が広がります。金鱗湖にかかる朝霧や、田園にひっそりと建つ小さな宿が、のどかな雰囲気をつくっています。タトゥーのルールは宿ごとに異なりますが、大分県全体のおおらかな気風がここでも感じられます。

神奈川・箱根:宿選びがカギ

箱根は、都心から気軽に行ける週末旅行の定番です。富士山の眺めや芦ノ湖の遊覧船が楽しめ、湯本から強羅、仙石原まで十数か所の温泉地が点在します。町全体で統一されたルールはないため、宿選びは慎重に。とはいえ、タトゥーがあっても泊まれるよい宿はちゃんとあります。

詳しくは神奈川県のページへ。

静岡・熱海と伊東:伊豆の海辺の温泉地

熱海は東京から新幹線で1時間足らず。隣の伊東とともに、塩分を含んでよく温まる湯と海の眺めが魅力の、歴史ある海辺の温泉地です。大型ホテルは隠しシールで対応するところが多いため、隠せる大きさの上限を確認しておきましょう。

星野リゾートの「界」と「リゾナーレ」は、宿泊者専用の大浴場ではタトゥーの制限がありません。日帰り客と共用のお風呂では隠しシールが必要です。静岡県のページもご覧ください。

鹿児島・指宿:熱い砂に包まれる

九州の南端にある指宿は、砂むし温泉で有名です。浴衣を着て浜辺に横たわると、スタッフが地熱で温まった砂をスコップでかけてくれます。指宿温泉 砂むし会館 砂楽は、砂むしも通常のお風呂もタトゥーOKです。鹿児島県のページもご覧ください。

兵庫・有馬:神戸の奥座敷、金泉と銀泉

有馬も日本三名泉のひとつで、神戸の六甲山の裏手に位置する温泉地です。鉄分を含んだ赤茶色の「金泉」と、無色透明の「銀泉」で知られます。外湯の「金の湯」「銀の湯」はタトゥーOKと旅行ガイドなどで広く紹介されていますが、当サイトではまだ確認できていないため、受付で確かめてください。神戸市内では、街の銭湯の湊河湯と湯あそびひろば 芦原温泉がタトゥーOKです。

愛媛・道後:日本最古級の温泉街

松山市の道後は、日本で最も古い温泉のひとつです。木造の道後温泉本館は1894年の建築。市営の公衆浴場はタトゥーOKと広く伝えられていますが、当サイトではまだ確認できていないため、受付で尋ねてみてください。当サイト掲載の施設はやや条件付きで、道後御湯は客室付きの露天風呂、大江戸温泉物語 道後は隠しシールでの対応です。愛媛県のページもご覧ください。

岐阜・下呂:隠しシールの用意を

日本三名泉の残るひとつが下呂です。とろりとなめらかなアルカリ性の湯は「美人の湯」と呼ばれます。当サイト掲載の3施設、TAOYA下呂、大江戸温泉物語 Premium 下呂本館、大江戸温泉物語 下呂別館は、いずれも隠しシールが必要です。小さなタトゥーなら問題ありませんが、大きな絵柄の場合は客室露天風呂付きの部屋を探しましょう。岐阜県のページもご覧ください。

出かける前に

  • ルールは変わることがあります。 制限を緩める施設もあれば、一度のトラブルで厳しくする施設もあります。当サイトの情報を確認したうえで、受付でも確かめてください。
  • 同じ温泉街でも、旅館と外湯でルールが違うことはよくあります。
  • 迷ったら貸切風呂。 ほとんどの温泉街に、時間単位で予約できる貸切風呂があります。

こうしたルールの背景は、温泉はなぜタトゥー・刺青お断りなのかで解説しています。